歯のホワイトニングは自宅でもできる!

歯の色を変える2つの原因

 

 

人の第一印象を決める歯。特に、にこっと笑った時に見える歯が黄ばんでいると、清楚なイメージも吹っ飛んでしまいます。歯をきれいにするだけでも人の印象は変わるのですから、ぜひともきれいな状態にしておきたいものです。
人の歯は、食事や飲み物などで次第に色が付くようになります。何が原因で色が付くのか…それをしっかりと把握しておくことは、適切なアプローチにつながります。歯を白くするのは歯医者でしかできないと思っている人も少なくありませんが、実は自宅でもきれいにすることは可能。

 

歯に着色する原因はさまざまですが、その種類は大きく2つに分けられています。茶渋やヤニなどの表面についてしまった着色と、エナメル質内部にまで着色してしまい象牙質の色が変化してしまったもの。前者は色の濃い食品やタバコのヤニなどが歯についてしまったもので、歯磨きなどのクリーニングで落ちますが、後者は過酸化水素によるホワイトニングが必要。蓄積された汚れや、経年劣化による色の変化は歯磨きでは落とせません。このように、歯の色が変わる原因などをしっかりと認識したうえで、適切な方法を選ぶと、きれいな歯にすることができるのです。

 

 

着色を消す5つの方法

 

 

歯の表面についた着色を落とすには、5つの方法があります。ホワイトニング歯磨き粉を使った毎日のケア、歯専用の消しゴム、歯科医院でのクリーニング、エステサロンでのセルフホワイトニング、そして自宅でできるホワイニングケアアイテムを使ったケアです。

 

ホワイトニング歯磨き粉を使うのは、これは基本的なもの。日々の飲食でついてしまった色を落とすには、まずはこれを使っての歯磨きが効果的です。歯の消しゴムというのは、歯磨き粉に含まれる研磨成分を凝縮した歯専門のもので、1週間に1回くらいの使用できれいになると言われています。

 

そして、頑固な着色汚れに強いのが歯科医院でのクリーニングやエステサロンでのセルフホワイトニングです。歯のプロである歯科医院であれば、汚れが固まってできる歯石などもきれいに落とせるので、確実性の高い治療がおこなえます。エステサロンでは、重曹やポリリン酸などを使って歯の表面についた汚れを落とします。が、内部にまで染み込んだ着色は落とせません。

 

 

内部まで染み込んだ着色は過酸化水素できれいに

 

 

歯の内部まできれいにするには、過酸化水素(尿素)という薬剤しかできません。これは歯科医院での使用はできるけれども、歯磨き粉に使用することは法律では禁止されています。なぜなら、過酸化水素は一定の濃度を超えると劇薬と呼ばれるほどのものになってしまうから。ただ、審美歯科先進国とも言われているアメリカでは過酸化水素を低濃度で配合した歯磨き粉が販売されています。日本では販売が禁止されているので、購入するには海外で直接買うか、個人輸入といった形になります。

 

歯科医院で過酸化水素を使って短期間で歯をきれいにするには、オフィスホワイトというのを使います。メーカーによって異なる部分はありますが、基本的なシステムや原理は同じです。なかでも、光触媒を薬剤に混ぜて、LEDなどの光を当てることで反応させるタイプが多くみられます。

 

ちなみに、ホームホワイトニングというのもあります。歯科医院で問診を受け、歯型から薬剤を入れたマウスピースを作り、これを自宅ではめてホワイトニング治療にするといったもの。このやり方では安全性も考慮して、過酸化水素とほぼ同じ効果を持つ過酸化尿素を使います。低濃度の薬剤でじっくりと時間をかけて白くしていくのです。

 

 

ホワイトニングは継続するの事が大事

 

 

どんな方法できれいにしたとしても、定期的なメンテナンスを怠るとすぐに元通りになってしまいます。基本である歯磨き粉は、ホワイトニング効果があるものがおすすめですが、歯の再生をサポートするハイドロキシアパタイト入り歯磨き粉もおすすめ。歯の表面を修復し、内部に色素が沈着しにくいものにします。ちなみに、歯を白くすることはないですが、メンテナンスとしての効果が少しは期待できるホワイトニングペンといったものも。海外製のものでは、過酸化水素が入って効果も高いものもあります。また、自己メンテナンスだけでは、長い目で見た時にどうしても色戻りしやすいので、半年前後を目安に歯科医院でホワイトニングをおこなうのがおすすめです。ホームホワイトニングでもいいですね。

 

ちなみに、ホワイトニング効果が期待できるのは、神経が生きている天然の歯だけです。歯の神経を抜いてしまった歯や、死んでしまった歯では、内部が少しずつ黒く変色していきます。一般的なホワイトニングで白くするのは難しいですから、ウォーキングブリーチもしくはインターナルブリーチといったもので、直接薬剤を内部に注入して白くしていきます。ただ、この方法はデメリットも大きいので、あまりやっている歯科医院は少ないもの。それよりも、セラミックによる審美治療の方が定番となっています。また、プラスチックの詰め物やかぶせ物が、経年劣化で変色したものなどは白くすることはできませんし、着色原因によっては白くなりにくいといった歯もありますので注意が必要。

ホワイトニングおすすめ2アイテム

プレミアムブラントゥース

 

 

ホワイトニング効果、口臭予防効果、虫歯予防効果が期待できる「プレミアムブラントゥース」。ラウリル酸と呼ばれる抗菌作用のある天然成分を主成分とするココナッツオイルが配合されており、これは低刺激で抗菌・抗ウイルス効果がある非常に優れた成分。また、歯の表面についたタンパク質を分解する働きを持つパパインも配合され、歯に付着した汚れを分解して白い歯に近づけます。さらに、抗菌作用が高い茶カテキンで、さまざまな微生物を寄せ付けないなど、歯周病予防も期待できる働きです。

 

そんな有効成分を持つ「プレミアムブラントゥース」は、毎日正しく使わなければ、その効果を発揮することはできません。歯ブラシに適量を出して、1本1本丁寧に歯磨き。ミント系の香りで、泡立ちはあまりよくありません。食べ物ではないので、飲み込まないようにします。洗い終わった後は、口内の粘つきもなくすっきり。毎日使う事で、着色汚れを剥がし、白い歯に近づけていきます。

 

個人差はあるものの、9割近くの人がその効果を実感。しかも、黄ばみにくくなっているといった話も。その効果の実感は、使い始めて1〜3カ月ほどといった人が多数。歯の状態によっては持って早くに、白くなってきたと実感する人もいるようです。

 

 

ちゅらトゥースホワイトニング

 

 

厚生労働省から医薬部外品に認定された「ちゅらトゥースホワイトニング」。「効果がある」と厚生労働省お墨付き成分が一定以上の割合で配合されています。「ちゅらトゥースホワイトニング」には細かい部分まで磨ける歯ブラシ・ワンタフトブラシがついています。ピンポイントで磨けるので、矯正装置や歯並びの悪い人にも最適なブラシなのです。

 

そんな「ちゅらトゥースホワイトニング」は、スポイトのようなもので吸い上げてとります。ミントの香りが強い青い色をした薬剤で、口に入れて洗うとさわやかな感じがします。味は、果実のようなフルーティーと柑橘系の酸味。この酸味はリンゴ酸とビタミンCによるもので、これらに含まれている酸の力が色素沈着のステインを浮かせて落とします。研磨剤よりも強力で、歯も傷つかない、自然なものですから健康面にも不安がありません。

 

「ちゅらトゥースホワイトニング」は、単品での購入はできません。ホワイトニングは継続する事が必須ですから、そうしたことからも定期コースしか設定していないのです。ちなみに、配合成分にアルコールが含まれているので、6歳未満のこどもには使用することはできません。

ホワイトニングと歯

ホワイトニングの効果と限界

 

 

歯の色が白いと笑顔が魅力的に見えるだけでなく、肌の色も白くなったような…そんな風にも見せてしまいます。また、実は歯並びを良く見せるといった効果もあります。これは、歯が白くなると陰影も薄くなり、視覚的に歯並びがまっすぐになっているようにみえるのです。

 

人は笑うときに口と目で表情を作りますが、特に大きな影響を与えるのが口元です。特に歯の印象は大きいもの。テレビや雑誌に出てくる芸能人やモデルさんも、口元を見てみると、ほぼ皆さん歯が白く整っています。こうした現場では、ホワイトニングや審美治療が徹底しておこなわれているのです。

 

では、歯についた汚れや色素は、ホワイトニングでどれくらいきれいになるのでしょうか?ホワイトニングとは、歯についた汚れの色素を漂泊して分解する事。ですから、個人差はあるもの回数を重ねるごとに、長期間おこなうことで白くなります。ただし、元の歯の色より白くすることはできませんので、生まれた時の歯の色まで…です。

 

また、年をとるにつれて歯の黄色みが強くなっていきますが、これは歯の表面を覆っているエナメル質が薄くなりますから、その下にある象牙質の黄褐色が目立つようになるからです。ホワイトニングでは元の色以上に白くすることはできませんので、象牙質もそれ以上の色にすることはできません。ですから、年齢が上がるにつれてホワイトニングの効果は薄くなっていくといわざるをえないのです。

 

 

ホワイトニング効果が期待できる歯、できない歯

 

 

歯に色を付ける大きな原因は、飲食です。あらゆる食べ物と飲み物に色がついていますから、それが歯に着色させてしまうのは仕方がない事。中でもコーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなど…着色力の強いものばかり口にしていると、歯の色の変わり具合も早いです。とはいえ、有機着色物はホワイトニングできれいにすることが可能ですから、そこまで心配する必要はありません。逆に、差し歯などの人工的な歯、抗生物質の服用による副作用で変色してしまったテトラサイクリン歯、神経が死んでしまって黒ずんだ歯…などは、ホワイトニングの効果も期待できないのです。

 

健康な生きている歯に対してホワイトニングは効果を発揮するのですが、一言にホワイトニングといっても色々な種類があります。歯科医院内でおこなうオフィスホワイトニングと、歯科医院で薬剤が入ったマウスピースを作ってもらい、それを装着しておこなうホームホワイトニング。なかには、歯科医院で販売されている専用の歯磨き粉もあります。

 

歯科医院に頼ら自分でするケアとしては、市販でホワイトニング効果が期待できるアイテムが販売されています。こうしたアイテムを使ってケアするのも一つの方法となります。

ホワイトニング効果を挙げるための食習慣

色を付けやすい食品

 

 

歯の色を変えていく大きな原因は、色の濃い食品を摂取したことによるもの。日々の飲食が色を蓄積させていくのです。そのため、ホワイトニングを効果的にするためにも、なるべく着色しやすい食品を食べすぎない事がポイントとなります。

 

カレーやコーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワイン、色の濃い野菜、チョコレート…など、ポリフェノールをたっぷりと含むものや色の濃い食品は代表的なもの。特に赤ワインは最強です。次にコーヒー、烏龍茶、そしてタバコによるヤニも色を濃くしていきますので要注意です。また、酸性の物も要注意。柑橘類の食品や飲み物、ビタミンC(クエン酸)、お酢、炭酸飲料などは色を付けます。

 

同じメニューでも、ちょっと調理や味付けを変わるだけで、色の付きやすい食事から色の付きにくい食事に変わります。ミートソースパスタはペペロンチーノに、醤油ラーメンや味噌ラーメンは塩ラーメンに、ソース焼きそばは塩焼きそばに、ソースやケチャップの代わりにタルタルソースやマヨネーズなど…ちょっと見方を変えることで、ホワイトニングの効果を挙げるのです。

 

 

食後はブラッシングで汚れの蓄積を防ぐ

 

 

ホワイトニング効果を挙げるには、食後のブラッシングは必須。表面に汚れが付いたままにしておくと、汚れの上に色素が沈着してしまい大変なことに。日ごろのマメなケアが最も大事なのです。

 

ちなみに、歯ブラシの汚れの除去効果は1ヶ月で半分にまで低下してしまうので、1ヶ月ごとに変えるのがいいと言われています。毛先が左右に広がってしまうとダメで、歯の表面にきちんとブラシがあたらなくなってしまうので、磨き残しが増える確率がたかくなるのだそうです。しかも、歯ブラシには目には見えなくても細菌や汚れが溜まってきていますから、汚れた歯ブラシで磨くのは意味がなし。逆効果になってしまうので、まだきれいにそうに見えても、時期が来たら取り替えるのがいいのです。

 

また、口の中が乾燥しないようにすることも大事なポイントになります。口の中には絶えず唾液が分泌されており、それが歯の汚れを落としてくれます。つまり、自浄作用です。鼻が詰まってしまった場合などで口呼吸しかしないようになると、口の中がたちまち乾燥状態に…。唾液の分泌が減少してしまい、自浄作用効果がなくなってしまうのです。唾液の分泌を減らさないためにも、鼻呼吸を心がけることはもちろん、食事時はよく噛んで食べると唾液の分泌が促進されるようになります。これは歯周病予防にもなりますので、ぜひ意識的におこないたいものです。

NGな歯の磨き方と歯磨き粉

歯の磨きすぎは逆効果!

 

 

歯のホワイトニングは正しい知識を持っておこなわないと、逆に歯を傷つけてしまう事になります。また、効果がみられても長続きしないで元に戻ってしまったり…。せっかく良いホワイトニングアイテムを使っていても、間違った使い方では意味がありません。歯を傷つけることにもなるので、正しい知識でおこなう事は必須なのです。

 

まず、やってしまいがいな失敗として多いのが、歯の磨きすぎです。飲食によるステイン(着色汚れ)や喫煙によるヤニ汚れ…これらをきれいにしたいと願うあまり、力をいれてゴシゴシこすっていませんか?これは逆効果になるので絶対にやってはいけない行為です。いくら良い歯磨き粉などを使っていたても、無駄になってしまいます。

 

歯のメインは象牙質ですが、これをコーティングしているのがエナメル質です。磨きすぎは表面にあるこのエナメル質を必要以上に削ってしまい、その奥の象牙質をむき出しの状態にしてしまいます。象牙質は黄色がかっているので、歯が黄ばんだようにみえてしまうのですね。激しいブラッシングでなくても汚れは落とせますので、丁寧なブラッシングを心がけるようにしましょう。

 

 

研磨剤入りに注意!

 

 

歯のホワイトニングとして定番と言えば、ホワイトニング用の歯磨き粉で磨く事。ただ、市販のホワイトニング歯磨き粉は、研磨剤が含まれていることがほとんど…。その名の通り汚れを強力に落としてくれるのですが、これは同時に歯の表面を削ることになるので、あまりよくありません。歯の表面を覆っているエナメル質が薄くなったりはがれてしまうと、奥の象牙質が見えて黄色くなっているようにみえます。しかも、エナメル質が傷つくとそこにまた汚れがついてしまい逆効果に…。

 

ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ際には、研磨剤が入っていないタイプを選ぶのと安心。メタリン酸ナトリウムや網状ウルトラメタリン酸が配合されたタイプがいいでしょう。これらの成分は歯を傷つけることなく、汚れだけを落とします。しかも、コーティング効果もあるので汚れが付きにくくなります。

 

ちなみに、製品によっては研磨剤を「清掃剤」と表記している場合もあります。どんな書き方をしようと、それはメーカー次第ですから、成分名で研磨作用があるものが入っているかどうかを判断しなくてはいけません。注意すべきは、炭酸カルシウムや炭酸水素ナトリウム(重曹)、無水ケイ酸(シリカ)。これらの名前が入っていたら、ちょっと考えたほうがいいです。

NGなホワイトニングアイテム

重曹やフルーツによる歯磨きはNG

 

 

料理からお掃除まで…幅広い分野で使える重曹。この重曹が、歯のホワイトニングにも使えるといった話が、テレビや雑誌、インターネットなどでも紹介されています。歯ブラシに少量振りかけて歯磨きをするといいというのです。ちなみに、市販の歯磨き粉にも、研磨作用があるとして重曹(炭酸水素ナトリウム)が配合されています。使い続けることで歯が少しずつ白くなる…というのです。

 

ただ、重曹による着色汚れを落とす力は強力すぎるので、長く使い続けることでエナメル質が削られてその奥の黄色みの強い象牙質の部分が見えてしまうように…。さらに、歯が薄くなるという事は、虫歯の原因や知覚過敏といったトラブルを引き起こしていくことにもなります。市販されている歯磨き粉の方は、そうしたトラブルが起こらないように配慮されていますが、自分でつける場合はそうした目安も無視されるものとなります。重曹を直接、歯ブラシにつける方法はとても危険なので、この方法は絶対にやらない方がいいです。

 

また、重曹と同じくイチゴやレモンなどの果物を使った歯磨きも紹介されることがありますが、これも決して良い方法とはいえません。果物の酸性が歯の表面を一時的に溶かすことで使われているようですが、この状態で磨くという事は、歯の表面のエナメル質にダメージを与えてしまう危険性が高いのです。歯を守るエナメル質が傷つくことは、逆に黄ばみの原因になってしまうのです。もちろん、酸蝕歯という虫歯や知覚過敏にもなりやすくなるので要注意です。

 

 

歯の消しゴムは危険な面も…

 

 

シリコンゴムで作られている、歯の専用消しゴム。文房具の消しゴムと同じように、歯についた汚れを消していきます。安いものでは数百円、高いものでは数千円もする歯の消しゴムは、ドラッグストアやネット通販で手軽に購入する事が可能。自宅で好きな時に使用できるのもいいところ。

 

ただ、この歯の消しゴムには、歯のエナメル質をとってしまう研磨剤が含まれています。ですから、汚れを落とす力は高く、一時的には効果を実感しやすいものとなります。ただ、ずっと使い続けていると、歯のエナメル質を傷つけたり削ってしまい、先に述べたようにさまざまなトラブルを引き起こしてしまうことに…。これでは逆効果になってしまい、なんの意味もなさない事になりますから、歯の消しゴムに頼りすぎるのは危険です。

 

自宅でおこなうホワイトニングは、時間がかかっても安全にできる方法が一番。そして、正しい歯磨きの習慣をつけてこそのものなのです。

正しい歯の磨き方

正しい歯ブラシの持ち方と磨き方

 

 

ホワイトニング用のケアアイテムを使っても、正しい歯磨きができていないのでは意味がありません。間違った磨き方では、効果があらわれにくいのです。ですから、ホワイトニングケアアイテムを揃えて満足するだけでなく、正しい歯磨きの仕方をマスターすることも最初にやらなければいけない大事なことなのです。

 

まず、歯ブラシの持ち方。歯ブラシは、ペンをもつように軽く持ちます。強く握ってしまうと歯ブラシの毛先が歯に押しつぶされてしまい、左右に開いてしまうのです。これでは、歯の表面を効率的に磨くことなどできないばかりか、歯の表面や歯茎を傷つけてしまい逆効果に…。歯ブラシを持ってぶらぶらするぐらい、軽い感じに持って磨くのが一番。最初はちゃんと磨けているか不安に思えるかもしれませんが、慣れれば大丈夫です。

 

そして、歯の磨き方。歯磨きする時間は、どれくらいでしょうか?1〜2分で終わらせている…なんて場合は、もっとしっかりと磨くように意識しなくてはいけません。こんな短い時間で終わらせているのは、歯の表面を撫でているだけの状態。それではしっかりと汚れが落ちません。

 

歯ブラシの毛先を歯にしっかりと当てて磨くには、1〜2本の歯に歯ブラシを90度ぐらいの角度で当て、力を抜いて細かく振動させるように磨きます。歯ブラシを大きく動かすと毛先が開きやすくなるので注意。歯1本当たり、30秒ほどを目安にするのがおすすめで、全体で15分ほどかかる計算になります。

 

ちょっと長い時間かもしれませんが、磨いた後の歯を触るとツルツルしているのがわかります。また、さっぱり感も短い時間では得られないほどなのです。

 

 

歯磨きとゆすぎ時間

 

 

食後の歯磨きはホワイトニングだけでなく虫歯予防にも基本です。ただ、食べてすぐに歯磨きするのはNG。食事に含まれる酸の影響で歯の表面のエナメル質が柔らかくなっていますから、その状態で歯磨きをするとエナメル質を大きく傷つけてしまう事にになりかねないのです。食後30分〜1時間後に歯を磨くのが最適です。

 

また、多くの人がやりがちな、歯ブラシを濡らしてから歯磨き粉を付ける行為。歯ブラシに水分があると歯磨き粉が必要以上に泡立ってしまい、しっかりと歯磨きをしたように錯覚してしまいやすくなります。しかも、歯磨き粉に含まれている有効成分の効果も発揮しにくくなります。ですから、歯ブラシは濡らさないで使用するようにしましょう。

 

そして、歯磨き後のゆすぎもほどほどに。ゆすぎ過ぎてしまうと、歯磨き粉の有効成分がすべて流れてしまうのです。口のゆすぎは、できるだけ最小限にとどめます。

歯だけじゃない!?歯肉ホワイトニング

歯肉ホワイトニングとは?

 

 

歯だけでなく、歯肉に注目した方法でおこなう歯肉ホワイトニング。別名、ガムピーリングや歯肉漂白とも呼ばれます。歯肉ホワイトニングとは、歯茎にホワイトニング剤(フェノール)を塗布し、色素沈着を起こした部分を剥がしていく方法。ピーリング効果で、新しいピンク色の歯肉に戻します。フェノール・アルコール法という、麻酔を塗布してからフェノールを塗り、アルコールで中和する方法が一般的ですが、最近では麻酔が不要なフェノール・カルボール法もじわじわと増えてきています。

 

歯肉ホワイトニングをおこなう際には、まず虫歯がないか口腔内をチェックします。虫歯があると、ホワイトニング剤が刺激となって痛みが発生することもあるのです。治療が済んだら歯茎に表面麻酔薬を塗り、アルコールなどでフェノールを中和して終了。虫歯の治療を抜けば、10分ほどですみます。その後、2〜3日後ぐらいに白く混濁した部分が薄い膜のようになり、やがてかさぶたになってはがれていきます。大体1〜2週間ほど…といったところでしょうか。1回おこなえば色素沈着がきれいにとれていくのですが、色の度合いによっては2〜3回ほどやらなくてはいけない事もあります。

 

 

歯肉ホワイトニングの注意点

 

 

施術後は歯肉に痛みを感じることもあるので、場合によっては痛み止めを服用することになります。辛いものや塩っけの強いものなど、刺激の強い飲食は避けるようにし、白い皮がかさぶたになって自然にはがれてくるまで、違和感やかゆみを感じても無理に剥がしてはいけません。そのため、ブラッシング時も注意しておこなう必要があります。

 

ちなみに、歯肉ホワイトニングは、人によっては向き・不向きがあります。生まれつき歯茎が変色している人や、歯周病の影響で変色してしまっている人、差し歯やかぶせ物などの金属で変色してしまった人、使用する薬剤に対してアレルギー反応が危ぶまれる人…などはできません。また、歯肉ホワイトニングは健康な人を対象としているので、子供や妊婦さん、高血圧の方や薬を服用中の人は利用することができません。

 

ちなみに、歯周病で変色してしまってできない場合は、歯周病の治療次第で元のピンク色に戻ることもあります。差し歯やかぶせ物も、金属が使われていないオールセラミック製にすれば、ブラックマージンであれば改善することは可能です。

 

口全体を汚くする喫煙による色素沈着は、短い期間でピンク色に戻すことが可能です。タバコのヤニで汚くなってしまった…なんて人は受けてみるのもいいですが、そのままタバコを吸い続けていればまた同じように黒くなるので、まずはタバコを控えるようにするのが先となります。

歯に汚れがつく基礎知識

ステインアできるまで

 

 

歯に着色した汚れを、ステインといいます。お茶やコーヒーに含まれるタンニンなどの色素や、たばこに含まれるニコチンやタールなどのヤニが、歯の表面に付着したものです。時間の経過とともに歯に固着し、落ちにくくなってしまいますので、飲食後の歯磨きで丁寧に落とすことで着色を予防するものとなるのです。

 

ステインがどうやって作られるのかというと、歯のエナメル質の表面を覆う薄い膜・ペリクルに、タンニンやヤニ、食べ物に含まれている糖などがつく事で化学反応をおこしてタンパク質に変化。それが蓄積されてステインになります。

 

毎日の生活で少しずつ蓄積されていくのですが、特にタバコを吸っている人の進行は早いです。ヤニの成分であるニコチンやタールが褐色に変化し、唾液中のカルシウムなどと結びついて歯に固着。黄ばみやくすみを早いスピードで作っていくのです。とはいえ、がっちりと固まるまでには日数がかかりますので、毎日正しい歯磨きをしていれば予防することは可能。ステイン除去に効果的な歯磨き剤を使い、歯垢が残りやすい歯と歯の間や、歯列のくぼみなどは特に丁寧に磨くようにするといいです。

 

 

歯の密度が美しさに関係する

 

 

歯を輝くような白さにし、それを保つには、歯石(プラーク)やステイン(着色汚れ)をキレイに落とすだけでは不十分です。実は、歯の白はエナメル質の密度にも関係しており、密度が高いほど輝くような白さを持つ歯になるのです。

 

歯を覆っているエナメル質は半透明で、その密度が高いほど輝きやツヤも良いものとなります。ところが、口の中に虫歯の原因菌であるミュータンス菌が多くいると、それがつくる酸によって歯のカルシウムが溶かされてしまい、エナメル質の表層の密度がとても少なくなってしまうのです。

 

健康で白く美しい歯というのは、表面がとてもなめらか。エナメル質の密度も高く、ツヤもあり輝くような白さを持っています。ところが、これにプラークが作る酸がべったりとついてしまうと、エナメルが溶かされて表面が次第にぼこぼこに…。エナメル質内部の密度も低くなるので、透明感も低下して歯がくすんだ色に見えてくるのです。ですから、健康な歯を作るには、フッ素配合ハミガキ剤でエナメル質の再石灰化を促進し、歯の密度を高める必要があるのです。

 

「毎日チャンちゃんと磨いているからだいじょうぶ」と思っている人も、実は磨けていない部分が多数あり…。ある調査では、自覚ではばっちりでも、実際には磨き残しが多いという人が8割もいたのです。特に、20代や30代に多く見られているので、この年代は特に注意が必要です。

ホワイトニングの歴史

ホワイトニングはアメリカから進化した

 

 

歯を白くきれいにしたいと願うのは、いつの時代も同じ。その研究は1800年の中頃から始まっており、当時はミョウバンを、途中から酸を使用して歯のエナメル質を溶かして白くしていたようです。今聞くと、「ええっ!?」とびっくりしてしまうような方法です。

 

ホワイトニングの先進国と言えばアメリカ。アメリカでは、1918年にオフィスホワイトの原型ともいえる、ホワイトニング剤に光を当てるといった方法が考えられました。1968年になると過酸化尿素に歯を白くする力があることがわかったものの、実用化されるのはそれから数年後と先でした。

 

1989年に、初めてアメリカの歯科医院において、ホームホワイトニング剤「White Brite」が使われ始めました。歯を削らずに白くできるとして瞬く間に広がり、それからさまざまな改良が加えられました。1991年になると過酸化水素を使ったホワイトニング剤「ハイライト」とハロゲンライトを使った方法が取り入れられるようになり、改良を重ねていきました。今では、光の照射方法にレーザーやLEDが取り入れられるようになっています。

 

そして、日本でオフィスホワイトの許可がおりたのは1998年。このときは「ハイライト」が、その後は「ピレーネ」「ティオン・オフィス」と続いています。ホームホワイトニングはオフィスホワイトよりも遅く、2001年に「NITEホワイトエクセル」が認可を受け、「ハイライトシェードアップ」「オバールエッセンス10%」「ティオンホーム」と続いています。

 

 

日本と海外のホワイトニングへの意識の差

 

 

ホワイトニングの進化は、自宅での手軽にできるアイテムの研究・開発も進め、今ではさまざまなホワイトニングアイテムが手軽に購入できるようになってきています。歯科医院に通わなくても、自宅で安全にケアできるまでになってきています。ただ、残念ながら、海外のホワイトニングへの意識と比べると、日本はまだまだ低いと言わざるを得ないもの。

 

美容大国と呼ばれる韓国では、真っ白なきれいな歯を守る意識が高く、コーヒーを飲んだ後に水を飲むなど、着色しないように心がけている人が多数。欧米では白い歯が美人の条件であり社会的なステイタスにもなるとして、歯への投資を惜しまないのだとか。また、虫歯治療につかう銀歯を使う国は少なく、歯の詰め物やかぶせ物には白い素材をつかうといった徹底ぶりです。

 

日本はここまでではないですが、茶色い歯よりも白い歯の方が印象はいいですから、常日頃からきれいな歯をキープするようにしたいですね。